下記のお二方共鋭い意見で面白く読ませていただきました。この映 .. >(続きを読む)
下記のお二方共鋭い意見で面白く読ませていただきました。この映画を観る前の韓国映画に対する期待、『JSA』『ペパーミント・キャンディ』『魚と寝る女』等ほぼ全ての映画にガツンとやられた身としてはどうしても相当な期待を寄せてしまっていました。点数はこの期待に対する反動も含むとします。つまりガツンとまではこなかったけど悪くはない映画だという印象です。となるとどうしても欠点を挙げざるを得ない書き方になってしまいますが、最初から犯人探しに翻弄される刑事たちのドラマになることはわかっていたのだからもう少しポイントを絞って欲しかった。ソン・ガンホのユーモラスな面は活かされているのか活かされていないのか曖昧だったような気もします。現場検証で足型を見つけては耕耘機に踏み消されたり滑って転ぶ場所を「そこにハチミツでも塗ってあるのか?」には笑いましたけど。笑いに重点を置くというのではなく、重苦しくなる空気を緩和させる役目として活かされていたのか活かされていなかったのか?私自身も実はよくわかりません。ただそういう部分が曖昧な感じはしました。猟奇的なシーンとユーモアが繋がっていないような・・・。