大映映画一連の現代劇特有のジトっとした日本的湿気がものの見事 .. >(続きを読む)[良:1票]
大映映画一連の現代劇特有のジトっとした日本的湿気がものの見事に払拭され、乾いているけど瑞々しい(←ヘンな言葉)青春映画になってますね。役者だけを替えれば日活映画としても充分通用しそうなドライさ。キャストは川口浩→スリムだった頃の裕次郎、野添ひとみ→芦川いづみ、川口の母→轟夕起子といった布陣で。でもこの頃の川口浩探検隊長の方が、坊ちゃん坊ちゃんしててこの役柄には非常に適役。増村監督がいきなりこの作品をひっさげデビューされた、当時の反響は相当なものだったんじゃないかと推察します。[良:1票]