<ネタバレ>いやいや、なかなかどうして。古典的なホラー映画ながら、要所要 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>いやいや、なかなかどうして。古典的なホラー映画ながら、要所要所グロ描写もはさみつつ、テンポも良い展開で楽しめました。人里離れた郊外の不気味な洋館、隠し扉の向こうの地下室、秘密めいた最上階の小部屋と、この手の映画に必要不可欠なお膳立ても万全。相変わらず小心者の自分、顔面皮膚移植手術のシーン、思わず目を覆ってしまいましたが(←とことんヘタレ野郎)マスクを被ったヒロインの子って、ミア・ファローに雰囲気がそっくりなんですよね。被害者面しながらも、ラストの改心以外、自分の意思を押し通そうとするキャラクターも、ミア・ファローが得意としてた役柄とどこか被ったりする。この作品の成功は、観る人にどこか「もののあはれ」を感じさせる「ウスバカゲロウ」の如き、彼女の儚げな動きの演技によるところが大だと思います。彼女の顔を映さないように映さないようにと、苦慮?していたようですが、「犬神家在住の佐清」に既に免疫がある今の日本人にとっては、「顔のない眼」そのものを画面上に見せても、たいした刺戟にはならないはず(笑)