原作の甲賀忍法帖は、瞳を見た者を自滅させる瞳術を持つ甲賀弦之 .. >(続きを読む)[良:2票]
原作の甲賀忍法帖は、瞳を見た者を自滅させる瞳術を持つ甲賀弦之介と全ての忍法を打ち破る瞳を持つ朧がお互い惹かれあう中、伊賀甲賀の各自10人、総勢20人の個性ある忍者が、徳川世継ぎの為に己のもっとも得意とする特殊な忍術を使い争いあい、いかに相手の異様な忍術を打ち破るかがおもしろい忍法バトル小説であります。昔、読んで、そのおもしろさにしばらくは山田風太郎ワールドから抜け出せなくなりました。そして昔、山田風太郎小説が映画化された「伊賀忍法帖」「魔界転生(旧)」はストーリーはやはり原作とは違ってたものの、雰囲気は中々小説に近いものがありお気にいりの映画です。でも、これは、原作とはまったく別もの、全然違う産物でございました。まー、原作無視は一向にかまわないんですけど、それならせめて、もちっとおもしろくして欲しかったです。原作と違うわ、おもしろくないわじゃ、死んだシノビがあまりにも不憫で。あ、ごめん、やっぱ原作知ってるだけに、普通の感覚で観れないです。どーしても原作と比べてしまう悲しい性。原作未読の方にはオススメかもしんない。夜叉丸と如月左衛門の雰囲気と、スピード感のある戦いに3点。[良:2票]