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<ネタバレ>誰かを殺したいと思ってる人を集めて目標を確実に殺すために開かれる合宿形式の実践型殺人ワークショップの開講から終了までを描いた映画。冒頭のヒロインがDVを受けるとこからして、結構リアルで、人の嫌な部分をまざまざと見せつけれます。ワークショップの内容も細かく描写され、ほんとにありそうです。講師の男は白石監督作品に度々登場する江野とゆうキャラ。大阪弁で淡々と真剣に時には激高して教えるその姿が、妙に味があって、ワークショップを観てるこっちも引き込まれていきます。受講生役のみなさんも、素人っぽく変にオーラが出てない所が逆に味があっておもしろく、誰でもいいから殺したいってゆう奴が一人いるんですが、彼のキャラは特によかったです。講師に怒られながら、自分は犬や猫は毒殺で殺してたが、本番ではうまくナイフでやるって言い訳する所なんて、ちょーリアルでした。なんてゆーのかな、例えば、料理教室で料理したことがあるっていった人が、大根切るのがちょー下手くそで、先生に、お前料理したことあるってゆーてたやんけってボロカスに怒られ、いや、目玉焼きを作ったことがあって、それはうまく出来てましたって必死に言い訳する感じに似てるかな。あと、実際に殺人しにいくとこは意外にドキドキしたし、相手役のチンピラ達もいい感じに嫌な感じでハマってました。白石監督の作品にはいつも生きることの覚悟と全力で生きるってテーマが根底に隠れているような気がするのですが、この作品にも微妙にそれは感じられたかな。ただ、題材が「殺人ワークショップ」ってゆう善も悪も道徳観も社会常識もないものなので、そのへんが面白さに影響する方には、これ、何がおもしろいの?って感じになるかもしれません。あと、ほとんどがワークショップの内容を真面目に淡々と展開させているだけなので、そのへんも好みがわかれそうです。[良:1票]