ストーリーはかなり坦々とした印象を受ける。
ジュードロウ、 .. >(続きを読む)
ストーリーはかなり坦々とした印象を受ける。
ジュードロウ、ニコールそれぞれのエピソードには様々なドラマがあるんだが、何か薄さのようなものを感じる。
やはり詰め込みすぎた感はぬぐいきれない。
ラブストーリーとしてもそれほどのものとは思えない。確かにキスシーンや再会のシーン、森でのシーンなどは息を呑むほど美しかったが、最初の設定がそれほど会話もない二人だから、引き裂かれた感もなく感情移入しづらい。
そんな状況でこの映画を見て何を感じたか。戦争下においては憎しみによって、人を醜くする。
そのような状況でも人を愛する気持ちや家族を想う気持ちが人を正気に保ち、明日を生き抜くチカラを与える。
特にナタリーポートマンのエピソードを見ている時にこのことを強く感じた。女性の自立映画としても中途半端な印象。一人で鶏を撃てた程度で喜んでいてはどうしようもない。