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犬と家族モノのお馴染みの展開の中に色んな事が含まれていたように思います。大感動する準備万端で見たのですが、全体的に思っていた以上に淡々と流す作風で泣けはしませんでしたが。
主人公のいじめられっ子の少年と、体が大きないじめっ子とその子分の少年、いつも励ましてくれる優等生でみんなの憧れの可愛い女の子。のび太とジャイアンにスネ夫、しずかちゃんを思い出す設定ですね。
でも、ピンチの時に四次元ポケットから便利な道具が出てくる訳じゃない。フットボールではスキップに助けてもらったけど、野球ではスキップの手を借りず自分の力で頑張ろうとした。その後スキップがいなくなった時も自分一人でガキ大将に立ち向かった。少年の成長や、戦争で片足を失った父、地元の英雄である野球選手の隣人が心に傷を負って戦地から帰郷する描写からは戦争についても言及しています。
その父を演じたのはどうしても悪役のイメージがついて回るケビン・ベーコン。機嫌が悪い時とかには(やっぱり顔は怖い)何をしでかすのかとちょっと心配しましたが・・・。成人した主人公の回想となっているので、ラストにスキップがどうなるのかは冒頭から分かるのですが、このテーマの映画は基本的にいい人が中心のいいお話なので気軽に見られるし子どもと見るのにもいい映画です。