時代や演じる俳優は変わっても、台湾の青春映画には詩情豊かで独 .. >(続きを読む)
時代や演じる俳優は変わっても、台湾の青春映画には詩情豊かで独特の瑞々しさがある。
現代を生きる女子高生と、80年代、彼女の母親の女子高生時代、2つの青春ラブストーリーが同時進行する。
この2つの時代のピュアなラブストーリーで2役を演じた女の子が印象的。いかにも台湾の青春映画らしいヒロイン。
原題「5月1日」のとおり、降り注ぐ初夏の日差し、木々の緑と木漏れ日に、雨や吹き抜ける風。
巨匠ホウ・シャオシェンのかつての青春映画の影響を感じるのですが、
こんな台湾の風景、気候風土に青春の風景がとてもよく似合う。
ラストは原題どおりのビージーズの名曲に重なる2人の姿と台詞、そしてそれに続く青春の風景が美しかった。