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<ネタバレ>不治の病に冒された主人公と、その夫と息子、そして一緒に駆け落ちしたもう1人の“家族”。
彼らの家族の再生と新たな家族のカタチをもう1度築きあげていくまでをコメディタッチで描くドラマ。
不治の病もの。僕の苦手なジャンルではあるのですが、ナターシャ・リチャードソン演じるシェリーの明るさがいい。
(今に本作を見ると、実際にナターシャは若くしてこの世を去っているので何とも言えない思いにもなります。)
また、地元で開催された美容コンテストを機に家族がもう1度結束するという形になっているので、
盛り上がる華やかなイベントを背景に作品も明るさや、いい意味での軽さを保ち続ける。
シェリーの病状にはあえて突っ込まず、家族が並んで歩きだすラストはささやかな希望を感じさせてくれます。
「フル・モンティ」なんかもそうですが、サイモン・ボーフォイの脚本のこういうコメディ、いいですね。
本作もまた、イギリス映画らしい良さのあるハートフル・コメディでした。