<ネタバレ>旧シリーズ最終話ということで武器商人や武器の密輸が絡む大掛か .. >(続きを読む)
<ネタバレ>旧シリーズ最終話ということで武器商人や武器の密輸が絡む大掛かりな事件でありながらも、
あくまでも犯人vs警部、2人の攻防が軸となる、いつも通りの作品のスケールがいい。
武器を積み込んだ船が出航してしまっても諦めない。最後まで事件に食らいつく姿勢も実にコロンボ警部らしい。
ミステリとしては犯人からの仕掛けやトリックといったことに関して特筆すべきものはありません。
サインした本やウイスキーのボトル。まあ、これだけミスをしていれば警部を相手に犯人に勝ち目はありませんが、
IRAの活動家にして詩人の犯人と警部の、時折詩を交えながらのやりとりが味わい深い一編です。