<ネタバレ>見応えのある1本。クリスチャン・ベールをはじめとする出演者た .. >(続きを読む)
<ネタバレ>見応えのある1本。クリスチャン・ベールをはじめとする出演者たちの体当たり演技には脱帽です。
生への執着、人はそれなしには生き残れない。ただし、それだけでも生き残れない。更にそこに希望がないと。そんなテーマの作品と受け取りました。
ただ、残念ながら、生き延びた者とそうでない(おそらく)者の違いが明確ではなかった。生きる希望の部分がもう少し丁寧に描かれていれば、と思えてしまう。例えば、主人公は何故パイロットになったのか、何故入隊したのか、そこは説明されているけれど、両親や婚約者の姿が見えてこない。糞尿にまみれ、幼虫を貪り食ってでも生き延びようとする執念の源がはっきりしない。そのあたりに少し違和感を覚えました。
それから、戦場を舞台にしていても、ベトナム戦争そのものには全くと言っていいほど触れていない。つまりは反戦映画でもなんでもない。そこにも違和感を感じたのは私だけかなぁ…?
もうひとつ。邦題はそのまんますぎでは?原題直訳の方が良くないかなぁ?