<ネタバレ>前作「ドニー・ダーコ」で描かれた時空の概念が、妹の時間軸から .. >(続きを読む)
<ネタバレ>前作「ドニー・ダーコ」で描かれた時空の概念が、妹の時間軸から描かれています。ただ、前作の方がストレートかつシンプルだったような気がします。
ひとりの男を「死」から救ったことで、時空が歪んでしまい別の「死」を招く。そしてついには「世界の終わり」が訪れる。それでは別の「死」を止めることで世界は救われるかと言えば、再び別の「死」を招いてしまう。一度狂ってしまった歯車は、世の中の全てにその影響を及ぼし、始めの一歩を正さない限り暴走していく。
ある種の「タイムパラドックス」ものとも言えるこの作品世界は、個人的には非常に好きです。でも、この作品はどうもそのあたりを表現し切れていないのではないか?と思えてしまう。何故だろう?キャスティングのせい?脚本?演出?
あえて、同じテーマを同じアプローチで描いたが故に、結果オリジナルを超えられない。他にもありますよね?
好きなテーマだけに、残念な気持ちになってしまいました。
ちなみに、前作のDVD。再販して欲しいなぁ…。