<ネタバレ>なんとも罪のない物語。かなり軽いタッチで描かれます。冒頭の感 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>なんとも罪のない物語。かなり軽いタッチで描かれます。冒頭の感じからすると音楽テーマのドタバタコメディにヒューマンストーリーを込めた作品?という感じでしたが、ドタバタ感は冒頭のみ。その後は寧ろヒューマンストーリーとして鑑賞しました。
ただ、感涙の人情劇かと言うとそうでもなく、主人公の挫折感もあまり前面に描かれず、ドラマーに復帰した後はどちらかと言えばトントン拍子。ちょっと話がうま過ぎるかも。結局、コメディにもヒューマンストーリーにも徹することが出来ないという中途半端感は残りました。
とは言え、最初に書いた通りのなんとも罪のないライトなコメディ。ノリの良い音楽に浸りながら心地良いひとときを過ごすには良き作品。そういう意味では、コメディにもヒューマンストーリーにも徹していないことこそが本作の評価すべきポイントなのかも知れません。鑑賞後に訪れた清々しさに6点献上します。