見始めて最初は大ハズレかと思いましたが、のちのち上手く伏線( .. >(続きを読む)
見始めて最初は大ハズレかと思いましたが、のちのち上手く伏線(とは言わないか?)として回収されているし、全体の濃いノリ、背景となる香川(映画中では一言も触れられませんが一目で香川と分かる風景)の夏の暑さの描写が上手く重なり、この馬鹿馬鹿しい物語が何とも楽しめる作品となっています。
またタイムパラドックスを上手く題材として使い、その処理があまたあるタイムパラドックス物よりもうまくいっているのも評価すべき点でしょう。
ちょっと気になったのは一応主演格のはずの上野樹里が他の濃いメンバーのためまったく霞んでしまったこと。他のキャラクターが皆それなりに生き生きとしていたのに、一人だけストーリーの展開上、誰でもいいからとりあえず居れば良いという程度にしか見えず、他の出演者達とのバランスが悪く残念でした。こういう役はスウィングガールズで共演していた本仮屋ユイカのほうが存在感を示すことが出来たのかもしれません。