核兵器と冷戦に関する、アメリカの過去のフィルムやテレビ映像を .. >(続きを読む)
核兵器と冷戦に関する、アメリカの過去のフィルムやテレビ映像を
皮肉たっぷりに抜粋・編集したもの。
原子爆弾という神の力を得たアメリカは、自国のみが持つ
その強大な力に舞い上がっていたが、ソ連が核実験に成功したことで、
一転して全米が核の恐怖におびえることになった。
冷戦のさなかにあって、こんな状況はおかしいのではないか?という
疑問を投げかけた作品。
また、メディアの情報にはしばしば信用に足らないものや、
大衆操作の意図が含まれており、
それらを集めてつなぎ合わせることで、無言のうちに告発している。
知らないことばかりで、とてもためになった。
アメリカの当時の世相など、よくわかる。
自宅にシェルターを作ったり、学校で避難の授業をしたりと、
現在の目から見ると滑稽にも見えるけれども、
当時は差し迫った危機であり、みな真剣だったのだなと。
すると核兵器に関する、アメリカと日本以外の国の感情というのは
どうだったんだろうかという、別の疑問もわいてくる。