<ネタバレ>主題歌の歌詞にある「どうせおいらはやくざな兄貴、わかっちゃい .. >(続きを読む)
<ネタバレ>主題歌の歌詞にある「どうせおいらはやくざな兄貴、わかっちゃいるんだ妹よ」の部分を物語にしたような作品です。
シリーズを重ねていくにつれ薄れていく、寅次郎の渡世人の要素が強く描かれています。また、粗暴な面も強く描かれていて、まさに誰が見ても「鼻つまみ者」であることがわかります。ただそれだけに、それでもどこか憎めない寅次郎の魅力、妹さくらが「汗水たらして地道に働くこと」の尊さを説くシーンが真摯に伝わってきます。
また、当初山田洋次監督がこの作品でシリーズを完結させようとしていたこともあり、集大成的な作品となっています。
しかしながら、豆腐屋さんがどうなったのか気になります。