<ネタバレ> 何というか、子供のころ夏休み終盤に感じていた寂しさのような .. >(続きを読む)
<ネタバレ> 何というか、子供のころ夏休み終盤に感じていた寂しさのような感覚が甦ってきましたね。
暴力的で自己中心的な「殿」だけれども、実は心の優しい男・・・・菊次郎という男は、まさに世間が(もしかしたら北野監督自身が)求めている理想の「ビートたけし」像ですね。それを、ロードムービーでふんだんに見せてくれるのでファンとしてはたまりません(ファンでないと、母親を見てからの展開がグダグダに感じられるかもしれませんけど)
。久石譲の日本映画史に残るであろう素晴らしすぎる音楽、独特の映像美(色彩・風景・カメラワーク等々)・間合いも言うことなしです。