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<ネタバレ>ジェームス・スチュワートと言えば、「素晴らしき哉、人生!」で町中の皆から愛される役を演じていましたが、この作品では一転して、アル中気味で周りには見えない巨大ウサギ(ハーヴェイ)といつも行動しているちょっと変わった中年男を演じています。
まあ、ハーヴェイの姿は我々にも見えてないのでジェームス・スチュワートの演技は非常にアヤしいです。そりゃ、42まで独身で酒場に入り浸り、しまいにウサギと会話をしていたら身内も精神病院につれて行こうと思いますよね(まあ、姉の方が逆に病室に入れられてしまうところは笑えましたが・・・・・)。でも、最後は、姉が弟を思う気持ちがとても伝わってきました。
ただ、ハーヴェイは幻想では無く、奇人変人には見える妖精なんだなと思いました。だから、チャムリーには姿が見えてましたし(ただ酔っ払ってただけかもしれませんが)や姉と姪のハーヴェイに対する見方も微妙に違っていたように思えました。姪は完全に幻想だと思っているのに対し姉の方は姿は見えていて、存在は認識しているものの巨大ウサギがいつも家の中にいることに嫌悪感を抱いている感じがしました。(ウィルソンにも辞書の文字を通して挨拶してましたし。)
ちなみにハーヴェイの姿は、途中で出てくる肖像画でしか出てきません。