<ネタバレ>若き日のマーロン・ブランドの熱演が光る秀作。
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<ネタバレ>若き日のマーロン・ブランドの熱演が光る秀作。
『ラストタンゴ・イン・パリ』の中年時代にもない、『ゴッドファーザー』の晩年の時にもない、若かりし頃ならではのマーロン・ブランドの魅力が画面いっぱいに広がる。
ギラギラしたような、まるで鋭利なナイフの様な凄み。
しかしながら、ラストのとってつけた様なハッピーエンドには不満。
ラストはハッピーエンドにせず、マーロン・ブランドが独りで自分なりの正義を押し通して力尽き、その姿をもって、ギャングたちの悪行を世に訴えるといったラストなら、更に感動も強くなったに違いない。
悪童には悪童なりの意地と正義があるはずだ。
それをもっと自然な流れで表現してほしかった。
そこがアメリカ映画の弱いところで、素晴らしい作品ながら、何でも尺の中でハッピーエンドにもっていこうとするアメリカ映画の欠点も、同時に露呈した作品であった様に思う。