<ネタバレ>名作だけあって、ストーリーの軸はしっかりしているものの、内容 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>名作だけあって、ストーリーの軸はしっかりしているものの、内容は現代で言うところの昼ドラである。
なんと言っても、岸恵子演じる主人公がどうにも救いようがない。
迷いと弱さばかりが目立ち、本作のストーリーが紆余曲折するのは、全てこの岸恵子が原因と思いたくなるほどだ。
岸恵子の意志が強ければ、ハナからこんなウダウダとした流れにはならないはず。
結婚なんて決まっていたって、1年半ぶりに数寄屋橋で再会した時点で、駆け落ちすればその時点で話は終わっていたはずで、第三部どころか20分程度の短編になっていたはずなのに、なんて憎い女性なんだ!