原作未読。
いや、既読か未読か、そんなことは映画を観る上で .. >(続きを読む)
原作未読。
いや、既読か未読か、そんなことは映画を観る上では、どうでも良いこと。
見た目以上に、精神的に痛々しい作品。
主人公のルイが、精神崩壊していく様が、実に痛々しい。
吉高由里子は、こういった役の方が相応しいのでは?と思うほどの好演。
それに対し、相変わらずARATAはダメダメ。
実にダメ。
かなりの部分において、登場人物たちの描写が細やかであり、リアルなところも評価できる。
問題は、観た後の気分の悪さ。
良い意味でも悪い意味でもなく、ただただルイの精神状態のことを想うと、どうにもならない憂鬱な気分になる。
こういう生き方をしている人には、同情も憐れみも要らない。
というか、そんなのはなんの効果もない。
ただ傍観するしかない。
そんなやりきれなさが、とても痛い。