<ネタバレ>国鉄に勤務して30年。
保線工として人生を鉄道に捧げた男の .. >(続きを読む)
<ネタバレ>国鉄に勤務して30年。
保線工として人生を鉄道に捧げた男の一生を描いた作品。
伝記的な面白さがあり、しかも実際の国鉄職員の証言と思われるナレーションも入るので、セミドキュメント的な趣きもある作品である。
国鉄という組織で一生働くことの過酷さ、その過程で起る数々の出来事。
一人の男と、その妻の半生がたっぷりとリアルに描かれている。
現在は観光地化してしまった長崎の離れ小島、通称「軍艦島」をロケーションにして、ラストの数十分が描かれ、貴重な歴史的資料としても存分に楽しむことができる。
ストーリーとは全く関係なく、「軍艦島」の30年前の姿を映像として観たい方は必見の作品。
そして又、国鉄に永らく勤務していた方も必見の作品である。