エリック・ロメール作品は、会話が多く、基本的に苦手な監督なの .. >(続きを読む)
エリック・ロメール作品は、会話が多く、基本的に苦手な監督なのだが、本作はその会話の多さが逆に魅力的に感じた。
3編の短編から成るオムニバスで、全ての短編に共通するのは、パリという街が身近に描かれいること。
観光地としてのパリではなくて、まるでパリに住んでいる人に、パリを案内してもらっている様な気分になれるのが素敵。
地味な路地や建物、そして地味な登場人物たち。
そんな状況の中で、これまた面白い短編を3つも楽しむことができる内容で、エリック・ロメール作品の中では、ダントツにお気に入りの1本となった。