<ネタバレ>モノクロの映像が実に自然で素晴らしく、風景もまたリアル。
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<ネタバレ>モノクロの映像が実に自然で素晴らしく、風景もまたリアル。
戦後の荒涼とした状況の中で、博打に生きる男たちの生き様を通し、重厚な人間ドラマが実に巧く表現されている。
一方で、キャスティングについては好みに合わず、鹿賀丈史や加賀まりこ、大竹しのぶ辺りが、この戦後を舞台に描いたせっかくのリアル感を、少なからず損なわせている気がした。
しかし、主演の真田広之は意外にも良かったし、女衒役を演じた加藤健一がとにかくカッコよかった!
ただ、あんな情け深い女衒じゃあ、商売にならないだろうに・・・
麻雀については、ツミコミや賽の目の出し方テクニックなど、見所があった。
戦後の闇賭場として、バーだかクラブだかが出てきたが、場末で怪しげな雰囲気を醸し出していて、実に味わいがあった。