<ネタバレ>スピットファイアが本当に美しい。
ラスト近くの着陸シーンに .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ>スピットファイアが本当に美しい。
ラスト近くの着陸シーンには感涙。それまでの緊張感から一気に開放される。
大きく三つの視点と時間軸から描いた構成は、最初の内は多少混乱するものの、見事に集約される。
敵兵たるドイツ軍兵士の姿は殆ど見る事も無く、それが逆に当時の混乱を感じさせる。
また、イギリスの港へやっとの事で帰って来た英国空軍のパイロットが、大局を知らない陸軍兵士から「役立たず」と罵られていた時、そこで出会った老紳士に「私は(貴方の活躍を)知っているよ」と言われる場面。
この後の戦史で繰り広げられた「バトル・オブ・ブリテン」に繋がる重要で感動的なシーンであった。
感情の機微や、人の絆といった人間臭さの表現は、一切排除している様な演出でありながら、実はしっかりと観る者に、彼等の深層心理まで理解させてしまうノーランのマジックには驚愕。
戦争映画の新たな傑作![良:1票]