<ネタバレ>週末レイトショー。
待望の「シン・ウルトラマン」、公開初日 .. >(続きを読む)[良:5票]
<ネタバレ>週末レイトショー。
待望の「シン・ウルトラマン」、公開初日の鑑賞。
昨年の庵野秀明展で購入したTシャツで身を固め、いざ光の国へ。
庵野秀明さんがエヴァンゲリオンで何しようとそれは構わない、彼のモノだから。
でも、ウルトラマンはみんなのモノ。悪戯に余計な解釈や、難解なテーマ等を乗っけてきたら許すまじと、
期待と同時に覚悟を決めて挑んだ2時間…
…流石に彼は見事な職人であったと。
オリジナルへのリスペクト、愛情。
冒頭のタイトルバックからしっかりと伝わってきた。
そして現実と空想の無理のない調和、これはシンゴジラで見せたテクニック。
もちろん、観客が期待しているレベルでエヴァテイストの禍威獣(怪獣)の造形とバトル演出は
しっかりと盛り込んでいる。
確かにシンゴジラと比較すると、スケール感に乏しい部分は否めないが、
ゴジラは元々反核を訴えたシビアな社会派映画、
ウルトラマンは30分で、夢と希望とたまにシニカルなスパイスをお茶の間に届けてくれたTVドラマ。
このコンパクト感と詰め込み感すらも愛おしく思えてくる。
街が破壊され、泣き叫ぶ群衆の姿はこの映画には必要ない。
オヤジ達で溢れた夜の映画館からの帰り道は、妙に清々しい気持ちでありました。[良:5票]