<ネタバレ>「あれ、こんなに感動する映画だったっけ?」実に30年振りの鑑 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>「あれ、こんなに感動する映画だったっけ?」実に30年振りの鑑賞、
穏やかな微笑を浮かべながら天国にゆっくりと歩を進めるパトリック・スウェイジの姿を観ながら、
齢55のオッサンは涙しておりました。
初公開当時はバブル真っ盛り、新卒で就職した私は浮かれた都会とは正反対の地方都市で
同期複数名の野郎共と研修と称したタコ部屋暮らし、そんな当時の私の本作の印象は『お洒落なカップルが
浮かれ気分で観る陳腐な映画』と、斜に構えたものでした。若かったなぁ。
良くも悪くも清濁併せ呑む生活を覚え、人生の折り返し地点をとうに過ぎたこの身に取って、
本作は変わらず眩しく・キラキラと光り輝く様な作品でした。
キリスト教信者が大半を占める国、アメリカで製作された絵に描いた様な清々しさまで感じる勧善懲悪の物語。
その全てが今更ながら新鮮に感じられました。
主役を演じたパトリック・スウェイジも鬼籍に入り、もはやクラシックの領域に入りつつある本作。
メガトン級にキュートなデミ・ムーアの存在も含め、人生の機微を知らしめてくれた思いを込めて8点献上致します。