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<ネタバレ>原作へのリスペクトをベースとして、 対象と真摯に向き合おうとした作品と思われます。何かに迷った時の主人公の心象とその時に出てくる森の映像、ピアノが弾けなくなった姉妹の一人がそこから立ち上がろうとピアノに向かった時に挿入される海の映像、などの表現が必ずしも作品に深まりをもたらしていないように感じられる点が少し残念です。それでも、このような落ちついた作品が、邦画にもどんどん出てきてほしい、そんなふうに思わせてくれる作品でした。