<ネタバレ>決して美しいとか雰囲気だけで作ったものではなく、ちょっと疲れ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>決して美しいとか雰囲気だけで作ったものではなく、ちょっと疲れるけど、シナリオが細かすぎるほど丁寧さを感じました。
刃物研ぎの声が嫌な兆候を感じさせるところから、もうドキドキ…。
レスリーチャン演じる蝶衣がコン・リー演じる菊仙を女郎だと蔑むシーンがありますが、蝶衣自身、女郎から生まれたという出生も皮肉めいたものを感じます。
始まりの方で、師匠が話した覇王別姫の語りを含めて「定められた運命には逆らえない」という言葉が印象に残りました。
激動する時代の流れに転がっていくしかない中国の人たちに心底同情しました。
幼少の蝶衣の六本指のシーン、菊仙が首を吊ったシーンは一度目の鑑賞では、描写が短すぎて、よくわからなかったです。
それと途中から人物が歳を取らなくなったので、50年の歴史は感じませんでした。(笑)
ラストシーンの二人は何歳なのでしょうか?
11年ぶりに再会して自刃してしまうのは、私的にはちょっと感情移入しづかったです。
因みに字幕は省略しすぎです。吹き替えでの鑑賞をお勧めします。