<ネタバレ>告知から抱いていたスケールとは違いましたが、独特の切り口で表 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>告知から抱いていたスケールとは違いましたが、独特の切り口で表現しているものの、やはり一種の“終末パニックもの”だったという感想です。
若き報道カメラマンの成長(?)ストーリーと捉えれば、そこそこ面白い作品だと思います。
成長というよりは、戦争の狂気に侵され、徐々にクライマーズ・ハイのようになっていくのですが、そこが見所ではないかと。
また、戦闘シーンと対比するように使われる穏やかな風景や音楽により、戦時の惨さが格段に強調されていました。
残念だったのは、終盤の大統領官邸のくだり・・・ちょっとご都合よすぎだったかと…。
ラストシーンは目的を達した軍人の「記念写真」、それとともに流れだす不気味なテーマ…愚かな人間にふさわしいエンディングを見せつけられ、昨今の危うい世界を重ね合わせ、ただただ空しくならざるをえませんでした。