霧の中にポツンとある屋敷でカーテンが引きっぱなしという、どう .. >(続きを読む)
霧の中にポツンとある屋敷でカーテンが引きっぱなしという、どうぞ怖がってくださいと言わんばかりのシチュエーション。
それでも、必要以上に神経質な主人公と、謎めいた使用人たちの存在により、怖いというよりは早く先を知りたいという好奇心のほうが勝りました。
ラストは「驚愕!」というよりは「さすが!」と納得させられてしまいました。
最後に使用人たちが迫ってきたあたりで単なるホラー映画臭がして一度落胆させといてのこの結末・・・時間差攻撃にあったような「してやられた」感があります。
個人的には、バッドエンドではなくどこか心温まる雰囲気を感じ、後味は悪くありませんでした。
暗がりの中、黒い服でも映えるという点で、長身でシャープな顔立ちのNキッドマンがはまり役だったと思います。