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<ネタバレ>面白い。ポール・ニューマンがアル中弁護士というのも何故かよく似合ってる。まさにベテランの味か。J・メイソン、J・ウォーレンなど脇を固める役者もシブい。が、ちょっと考えれば・・・コピーの資料が却下された時点で普通に考えれば(裁判長にはちと腹がたつが)あの判決はあり得ない。そもそも、依頼人に確認もせず示談を蹴って、勝手に法廷に進めたことは重大な契約違反に思えますね。それに「敵事務所」から送りこまれたシャーロット・ランプリング演じる女の役割もいまいち意味不明気味。しかし、人間の弱み・利害や名誉やその他モロモロが交差する人間模様を得意とするルメット監督の本領発揮は、いわば目に見えない良心を描く内容であったかと。それはもろくも危うい陪審員制度をも表す深い結果を伴い、我々に何かを訴えたかったのか・・・。なかなか考えさせられる内容でゴザイマシタ