歴史上の某人物をパロデった作品で、コメディーシーンの中にも、 .. >(続きを読む)
歴史上の某人物をパロデった作品で、コメディーシーンの中にも、
ファシスト=独裁者への痛烈な批判を含んでいる。
主人公と独裁者の顔がそっくりという設定は、もっと早い場面で生かされると思ったのだが、
ちょっと予想と違った。本作のメインであるラストシーンは、あまりにもストレート過ぎて、
映画作品としてはどうかなという疑問もあるが、チャップリンの心の叫びを聞いているようで、
さすがにじっくりと見入ってしまった。演技じゃなくて、ほとんど素ではないだろうか。
もちろん笑えるシーンもたっぷり用意されているので、最後まで飽きることなく鑑賞できる。
チャップリンの素の面も観れる良作。