コロンボ形式のサスペンス映画。ハバートという警視が、コロンボ .. >(続きを読む)
コロンボ形式のサスペンス映画。ハバートという警視が、コロンボの役を担っている。
ストーリーのほうは本作のほうがよく練られていて、お話の展開や、
主人公である夫の人物描写がしっかり描かれていて面白い。
もともとテレビ劇を映画化したものらしいが、演出のほうもややテレビ向き。
画面があちこちに移動しないので、落ち着いて鑑賞できる安心感がある。
ちょっと鍵のトリックがわかりづらくて、一瞬お話から置いてかれそうになったのだが、
何とか理解することができた。ほとんど密室劇に近いので、映像に見栄えはないけど、
妻役のグレース・ケリーの美しさがカバーしている。シナリオの秀作なサスペンス作品。