社交ダンスというところに目をつけた、アイデア勝利の作品。
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社交ダンスというところに目をつけた、アイデア勝利の作品。
コメディーの部分は脇役たちが担っているが、本筋は一応真面目なストーリー映画。
ただし凝った展開は一切なく、サラリーマンの悲哀さからダンスを通しての人間的成長、
といった部分を強調した作りになっている。
そういった点では、華麗で優美な社交ダンスが、実にうってつけの小道具となっていた。
役所広司は相変わらずの演技だが、ヒロイン役の草刈民代は全然ダメ。いくら素人とはいえ、
もっとしっかりした演技指導をして頂かないと、変な所でケチがついてしまうのは損。
ストーリーよりもキャラの描写に力を入れた、日本映画らしい作品。