シナリオ、配役、映像、演出、音楽と、それぞれが高レベルの至高 .. >(続きを読む)
シナリオ、配役、映像、演出、音楽と、それぞれが高レベルの至高の逸品。
ただノスタルジーを満足させるばかりではなく、現在と過去が一つの流れになっていて、
物語としても、また"映画"そのものを小道具にした設定ともにシナリオの完成度が高い。
中盤過ぎにちょっとバタつく展開があったのは残念だが、終盤からラストにかけての演出は、
制作者側の抜群のセンスの良さに脱帽。ちなみに完全オリジナル版のほうで、
首を捻った終盤の展開があったのだが、2時間版ではバッサリとカットされていた。
こちらのほうが自然な流れでいい。音楽は文句なく最高。名作でもあり、秀作でもある作品。