今でも通用するようなお話に、思わず苦笑。目のつけどころがとて .. >(続きを読む)
今でも通用するようなお話に、思わず苦笑。目のつけどころがとてもいい作品。
この監督さんの作品は、家族という集合体を通して、
ありふれた日常の中のペーソスに焦点を当てているものが多いのだが、
決して人情物というわけではなく、淡々としたストーリーの中に、
人間の悲哀さを描写してくるのがとてもうまい。そこはかとなく飛び出てくるセリフも絶妙。
こちらのほうでは大いに笑わせてくれるので、本作でも肩の力を抜いて鑑賞できた。
杉村春子の娘役はちょっと・・・。お父さんとお母さんは、やっぱりかわいそうだったな。