80年代の学校や家庭で浮き彫りにされていた問題点を、
風変 .. >(続きを読む)
80年代の学校や家庭で浮き彫りにされていた問題点を、
風変わりな家庭教師を通して描いた風刺コメディー映画。
ストーリーはほとんど無いに等しいのだが、当時の何となく殺伐としたシラけた雰囲気を、
役者陣の飄々とした演技、独特の間、シニカルタッチの演出などでうまく表現している。
家庭教師役の松田優作は朴訥なキャラがハマったのか、本作で役者としての新境地を開いたが、
個人的には父親役の伊丹十三が良かった。今の若い人が観ても通じるんだろうか?