いったい何を描きたかったのか、さっぱりわからない映画。
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いったい何を描きたかったのか、さっぱりわからない映画。
本作では連合赤軍側の描写はいっさい描かれておらず、警察側のみに視点を当てている。
2時間ちょっとの映画で両方描くこと自体無理なのだが、それにしたって、
事件の解決に当たった警察側の凄絶な奮闘ぶりを描きたかったのか、
そこに携わった警察官の家族の苦労を描きたかったのか、まるで見えてこない。
とにかくすべてが中途半端であるばかりか、おちゃらけたシーンがやたら出てくるので、
緊張感さえ感じることができなかった。
この映画より、今まで放映されたドキュメント番組の方が数倍いいと思う。