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脱獄ものではあるけど、ポール・ニューマンの魅力も存分に楽しめる映画。
底抜けのワルというわけではなく、不条理な刑務官に対してもろ反体制ということでもなく、
一匹狼の異端児で、納得できるものなら従うけど、自分の信念は決して曲げない主人公の役は、
ポールのキャラにぴったり。変に小ずるいところなんかもあったりして、とても人間臭い。
ちょっと斜に構えて、ニヤッと笑う姿がサマになっていてカッコよかった。
囚人仲間との友情をさりげなく絡めたストーリーも悪くはないけど、
やっぱりポールのキャラが一番見所の映画だった。