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作品としてのジャンルは、オーソドックスなラブロマンスものだけど、
ピアノ・コンペティションという設定がストーリーに厚みを与えている。
主人公の苦悩、また同じ目的を持つライバルたちの描写は、
ストーリードラマとしても興味をそそられるのだが、やはり少々掘り込みが浅く、
結果的にどっちつかずの印象を覚えてしまう。演出もあまりいいとは言えないけど、
主役二人の演技はとても安定感があり、大人の鑑賞に耐えられる作品には仕上がっていると思う。
クラシック音楽が好きな人にはお薦め。