コメディーシーンは皆無に等しく、完全なストーリー映画で、
.. >(続きを読む)
コメディーシーンは皆無に等しく、完全なストーリー映画で、
喜劇俳優のイメージが強いチャップリンが、役者としての演技をたっぷり見せてくれる。
老いと才能の限界を感じている主人公の悲哀さがしっかり表現されており、
まるでチャップリン自身の姿を投影しているかのようで何とも物悲しい。
劇中、主人公が何度も口にする哲学的なセリフが作品に深みを与えているが、
ストーリーのほうはちょっと冗長かなという印象も受けた。それでもいい作品です。