<ネタバレ> 主人公が思っていたより大分いかれていました。
爽快なタ .. >(続きを読む)
<ネタバレ> 主人公が思っていたより大分いかれていました。
爽快なタイプのサクセスストーリーをイメージしていたので、あまりにキレている主人公に唖然。
ただそのぶれない『いかれ具合』が最高にかっこいい映画でもあります。
また、ストーリーテラーは普通まともなキャラの人がすることが多いのですが、よりにもよって一番頭がおかしい人を主人公に据え置き、さらにストーリーテラーまでさせちゃうもんだから、ストーリーそのものに狂気の雰囲気が漂っちゃっているのがまた良いんですよね。
残念なのは、主人公だけ30年後の役者が変わってしまうこと。
他のメンツが老けメイクをしているのに対し、主人公だけはポール・ベタニーからマルコム・マクドウェルにチェンジ。いや、悪くはないんですけど、ポール・ベタニーの狂気が滲み出るあの『目線』だけは彼にしか出せないので、役者が代わってしまうと最早別人。どうしてもマルコム・マクドウェルが演じるギャングスターは普通の人が無理している感じがして同じ人とは思えませんでした。
もうひとつ付け加えるなら、フレディ・メイズもギャングスターが憧れる対象としてはちょっとパンチが弱いというか、カリスマに欠ける気がします。なんかヴィジュアルが『東京03』の飯塚に似ているんですよね・・・