<ネタバレ>物語も画も、子ども向けの上質な絵本といった趣。
個性的な家 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>物語も画も、子ども向けの上質な絵本といった趣。
個性的な家族と美しい自然と科学への探求心と、心に負った傷。これが10歳のT・Sのすべて。
T・Sが冒険心を起こして向かう状況の全てが「過酷さ」を排しているので、かなりファンタジー寄りです。子ども一人がうろうろしているのに大人が誰も通報しない、というのも子ども目線では理想形。‶人語を話すペット”的な相方がいればもっと完璧だったかも。
T・S役のカイル君が半端ない透明感で、小奇麗な画にぴったりとハマります。ストーリーのユルさは大人には物足りないけれど、とにもかくにも画の美しさに引っ張られての鑑賞でありました。