<ネタバレ>トム・クルーズが立ち上げたこのシリーズは今までブライアン・デ .. >(続きを読む)[良:2票]
<ネタバレ>トム・クルーズが立ち上げたこのシリーズは今までブライアン・デ・パルマ、
ジョン・ウー、
J・J・エイブラムスと名立たる監督が手掛けてきた。
特にこのブラッド・バードが手掛けた4作目は最高傑作になるのではないだろうか。
ブラッド・バードとエイブラムスが組んだ「ゴースト・プロトコル」は、トム・クルーズにとっても最高の1本!
「Mr.インクレディブル」を初めとする数々の傑作アニメーションを手掛けたバードの演出が冴え渡る!
とりわけバードのアニメーションを意識した演出は、「カリオストロの城」といった縦横無尽なアクションとパワーを感じさせるほどだ。
ビルを上から上に登ったかと思えば、下から下へとガラスの壁を這うように動くトム・クルーズ。
ロック・クライミングなら岩を掴めば済むし、ハロルド・ロイドの「要心無用」も窓の手すりを掴めば一安心。だが、全面ガラス張りの窓を割れば速攻で水の泡。
片手でぶら下がるシーンの絶望感、そんな場面なのにトムがいるだけで何故か物凄く安心してしまう不思議。
初代の「M:I」にあったシリアスな空気は何処に消えてしまっただろうか(良い意味で)。
トムが車ごと落下するシーンにしたって、起爆装置だけを奪い合う殴り合いにしたって、まったく余りに馬鹿馬鹿しくて逆に超清清しかったぜチクショウ!
この映画は落ちるシーンが多いね本当。
偽の映像で見張りを突破するコミカルなシーンや、
駐車場でのアクション、
女性陣の殴り合い、
砂嵐が迫る場面の緊張とスペクタクル等々「スパイ映画の無駄なスケールのデカさ」はどうしてこうも楽しいのだろうか。
ラストで「さあ次は何処へ行こうかと」意気揚々に次の戦場へと赴く表情、そして愛する者のために何処か孤独に戦う哀愁も感じさせる後姿が良い。[良:2票]