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<ネタバレ>巨人は本当は実在しているのに、そのことに気づいているのはもしやバーバラだけなのか?
なんて映画でも良かったのかもしれないんだけど、タイトルが…
バーバラも「もっと想像力を使わないと」って言ってたぜ。
しかしこれは映画の中身とは関係のない話。
バーバラが何と戦おうとしているのかが、時間の進行と共に明らかになっていくのが興味深かった。
母親はもう死んだと思わせておいて、少しずつバーバラの心の巨人に気づかせていく手法は上手いし、嵐の被害を伝えるラジオが、何となく巨人の実在を匂わせる演出も憎い。
現実を受け入れる強さがないなら、生きていく資格はない。
たとえタイタンを倒せても、母を病魔から救うことはできない。
その現実を受け入れるために、姉がいて、友人がいて、自分を気にかけてくれるカウンセラーがいる。
コヴレスキーは、自分の弱い心を打ち砕くための最終兵器だったんだね。
良質な映画。