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<ネタバレ>名画と言われる映画にはやはりそれなりの理由があるのだ、ということを痛感させられる映画。
自分の幸せや夢を犠牲にしても、誰かの幸せのために生きる。
そんな素敵な男を嫌味なく演じているジェームズ・スチュワートって演技の幅が広い。
そんな彼も乗り越えられそうにない困難を前に、自ら命を絶ってその保険金で家族を救おうとするジョージ。神が黙って見ているはずがないぜとばかりに降臨する天使なのだが、このあたりの人間界と天上界の違いを意識させる演出は無駄がなくて素晴らしい説得力。お金を使わなくてもちゃんと神の世界だって思わせてくれる演出は上手い。
そしてラストのなんたる感動。
憎むべきポッターですら、愛すべき隣人に変えてしまう。
いや、名画。[良:1票]