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<ネタバレ>最近注目している、のんさん(元:能年玲奈さん)の主演作品で、個人的には「この世界の片隅に」の、あのキャラクターが乗り移ったかのような迫真の演技(声)に、今度は肉体を伴って演じられるのか! と楽しみに観ました。
「あまちゃん」は、時間帯的に朝ドラが観られない生活をしてるので断片的にしか知らず、思い入れもなくて、世間で流行ってたなーというくらいの感じでした。
エンディングテロップで「日活」と出てきて、まさに昔の日活テイストというか、昔の邦画的というか、ハリウッド的なわかりやすい構成とかかなぐり捨てて、とにかく主演ののんさんの魅力を始めから終わりまで余すことなくとことん詰め込み、過剰な暑苦しい表現もありつつ……というのがとにかくぐちゃぐちゃに詰め込まれ、暑苦しくなり過ぎなのをAしに心和まされ、終わってみればのんさん演じるみつ子さんが、いとおしく感じられるようなそんな素敵な映画だったです!
みつ子さんというキャラクターについては、個人的にまさにこれくらいの年代でこんな感じの人実際にいますよね! という感覚で、とてもリアルで共感できるように感じられました。
気になったところとしては、「おひとりさま」という言い方で、そもそも結婚すること自体貴重になりつつある今のご時世で一人でいることを取り立てて強調して「おひとりさま」というのは古めかしく、いかがなものか、という点があります。原作の出た年代(2017年)からすると、まだその当時はそんなものだったかもしらんですけど。
あと、今だと一人で生きていたとしても、ペットを飼ってるなり、リモートやSNS等でネット上に知り合いがいっぱいいたり、ネット上で何らかの表現活動なりしてたりしますよねー、という辺りが、すっぱり抜け落ちてるのが、ちょっと古いかなと思ってしまったところだったりはしました(37セカンズだと、もっと大変な境遇で、ネット上で漫画家してたりしますし)。
そんなところです。