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<ネタバレ>最初に私個人としてのウルトラマンとの関わりを申し上げておくと、就学前には(特に夏休みとかに)帰マンあたりの再放送が観れてたかな…という世代でして、小学校低学年の頃はレンタルビデオとかでグレート、パワードを観、そしてその後ティガのテレビ放映は全部(食い入る様に)観てたかと思います。その後は長いコトほぼ観てませんでしたが大学の頃に初代とセブンは全話なにかしらで観ましたね。そしてかなり後に(それこそ就職後とかに)ネクサスは(何故か)また全部観たのですよ。で重要なのが、私はこのネクサスはかなり面白く(=熱く)観切るコトが出来た…てコトなのですね。
なので(当然の)結論、私は今作フツーにかなり面白く観れましたのですね(だってモロ前日譚で、かつ同じスタッフがつくってるんでしょ?)。しかし、とは言いつつも感じるコトとしてはやはりちょっと「中途半端」な…とゆーか、随所でまだまだ子供向け(子供騙し)なんだケド、また随所で(ちょっと無駄に)グロい…というネクサスが「失敗」したと言われるコトと同じ理由ってのはまたしっかりと感じ取れたのですよね。やや大人向けにシリアスでダーク&ハードとゆーて、そもそもが初代マンの第一話のリメイクなのだから本質的にはそんなにシビアな話でもないワケで、ソコでのこのショック描写のグロさ加減はやっぱちょっと「無駄に」という気がしてしまいます。音楽も(テーマ曲は結構好きですが)特に「空自のテーマ」的なのはアッケラカンとちょっとダサいですし、あとは何より演技の稚拙さは(ほぼ全員)やっぱ相当に酷いっすよね。色々と「仕方が無かった」という面も少なからず見ては取れますが、総じてちょっとチグハグ・不整合な感じはやはり否めませんかね…
まァ~でも、今回観直して(ネクサスを観た頃に一度観てました)思ったのが、それでもコレが在ったから今が在る…とは思えたとゆーか、特撮もの・怪獣ものを総じても(世界的にも)これらのコンテンツはごく子供向け⇒大人もワリと楽しく観れる、というモノに確実に変わってきている、その全体の流れの中ではひとつの「必要な試み」だったのだろうなあ…とは感じたのですよね(=やっぱ色々試してみないと最初から全部成功するってモノでは全くないのだろうな、と)。そのコトも含めて、評点は(心置きなく)高めに寄せてはおきます。