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<ネタバレ>刑事もののバディものとゆーのはしょっちゅう見聞きしますが、スパイもののバディものとゆーのはちょっと物珍しく感じますね(流石にワタシ、元ネタのドラマの方は全く知らんもんで)。そしてこれも元ネタ由来というコトのよーですが、ワリと全編に渡ってコミカルさを強く押し出したという感じの作風で、ソッチの面は終始結構面白く観てゆけるのですが、その分、アクション展開の方を大いに盛り上げて派手にクライマックスいっちゃうよー!という感じでは全くないのですよね。個々のアクションには相当に面白いものも散見されるのですが(オーラスちょい前のカー&バイクチェイスは、撮影からナニからかなり斬新で率直にスゲェなコレ!と思いましたよ)、特にその後の終盤は正直あんまり盛り上がらずにアッサリと終わってしまった感があり、スパイもの、というアクションスリラージャンルのその部分に対する一般的な期待値から鑑みれば、スリルもカタルシスもやや物足りない、といっても過言でないよーに思います。
ただ、キャストが総じて非常に見映え美しい方々で構成されており、ソコは敵も味方も実に素晴らしく魅力が引き出されていましたね。ただただ美人とイケメンというだけでなく、ヘンリー・カヴィルは伊達男、アーミー・ハマーはクールでニヒル、アリシア・ヴィキャンデルはキュートな小悪魔、エリザベス・デビッキは凍れる美貌の大悪魔、とキャラクター・個性も彩り好く、各々の見せ場もバランス好く、かつルックス的には揃って全盛期とも言えるグッド・コンディションだったかと思います(加えて、衣装やメイクという面の見映えの方も十分以上なクオリティだったかと)。この豪華キャストのベストなルックスを残すべく(見映え重視で)製作された、という意味では、さほど退屈もせずにそこそこ面白く観てゆける程度の出来はある、というコトも含めて、地味に小さくない価値を持つ作品なのかも知れません。